2024年7月23日-24日にカナダ・バンクーバーで開催された世界計算力学会議(World Congress on Computational Mechanics, WCCM2024)にて、A01a班の奥川助教と小泉教授が研究成果を発表しました。
A01a班の研究成果をWCCM2024で発表しました。
2024年7月23日-24日にカナダ・バンクーバーで開催された世界計算力学会議(World Congress on Computational Mechanics, WCCM2024)にて、A01a班の奥川助教と小泉教授が研究成果を発表しました。
~奥川将行助教の発表~
奥川助教は、World Congress on Computational Mechanics (WCCM2024)のシンポジウム「MODELING AND SIMULATION FOR ADDITIVE MANUFACTURING」にて、Keynote Speakerに選出されました。ピッツバーグ大学のAlbert To教授らと共に、Additive Manufacturing誌に掲載された「Solute segregation in a rapidly solidified Hastelloy-X Ni-based superalloy during laser powder bed fusion investigated by phase-field simulations and computational thermal-fluid dynamics, Addit. Manuf., 84, (2024), 104079.」の内容を中心に発表しました。
これまでに当研究室で研究してきたレーザーPBFにおける超温度場、急速昇温、急速冷却で形成される凝固組織の形成や溶質偏析について、熱流体力学計算やフェーズフィールド計算を用いた予測や合金設計についての研究成果を紹介し、会場からは多くの質問を受けました。
~小泉雄一郎教授の発表~
小泉教授は、今春博士課程を修了し学位を取得した鐘ヶ江壮介さんの研究成果について発表しました。
内容は、以下の通りです。
多方向からの荷重に対して応力誘起相転移を示して衝撃吸収性能を発揮する格子構造体の設計と実験による検証、さらに応力誘起相転移を示した後に温度変化による熱誘起相転移を示す格子構造体を、熱膨張率の異なる合金を貼り合わせたクラッド材(バイメタル)を格子の一部に用いて発現させるPXCMのコンセプトと計算力学による特性予測。実験による評価に関する研究成果(永山隼さんとの共同研究)について紹介いたしました。
この研究は、現在超温度場材料創成学で進めている材料創成の研究を機能性メタマテリアル創成の研究に展開するための礎ともなる研究です。
また、小泉教授は、オーガナイザーとして主にフェーズフィールド法を用いた研究についてのセッションチェアも務めました。
2024.7.24